チャプター 309

半年という月日は、瞬きをする間もないほどあっという間に過ぎ去った。秋の風が、小学校の正門へと続く並木をやさしく揺らしている。その校門の前で、正式に一年生となったビリーが、両親に見送られていた。

「ママ、バイバイ! パパ、バイバイ!」

大きすぎるランドセルを背負い直しながら、ビリーは元気よく手を振った。

だが門をくぐる直前、彼はくるりと振り返り、子どもにしかできないまっすぐさで、毎朝のように繰り返している同じ質問を口にした。

「ねえ、二人はいつまた結婚するの?」

ヘンリーはおかしそうな光を目に浮かべ、横目で私を見た。

「母さんに聞いてごらん」

いつものように、あっさり私に丸投げする...

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